毒キノコを食べるリス…映像には続きが　食べても大丈夫?

概要

先週、SNSで大きな話題を呼んだ北海道・札幌市の公園で撮影された毒キノコを食べるリス。

前脚でキノコを押さえ、かぶりついているのは「ベニテングタケ」。

人間が食べると30分ほどでめまいや吐き気などの症状を起こし死んでしまうケースもあるが、実は、この映像には続きがあった。

撮影から2日後の夜、同じ場所にエゾシカが現れた。

キノコを見ると傘の部分がなくなり、柄だけになっている。

クンクン匂いをかぎ、そして、ムシャムシャと食べ始めた。
柄にも毒があるが、お構いなしで全部たいらげてしまった。

リスといい、シカといい、大丈夫なのだろうか。

専門家の神戸大学大学院・理学研究科の末次健司教授は、「人間にとって毒キノコだが、その毒成分がうまみ成分でもある。(リスやシカは)好んで食べている。(リスやシカは)毒に耐性があると考えられる」と話す。

話はこれで終わらない。

シカがキノコを食べた翌朝、リスが現れた。
「キノコがない!」と、なくなっていることに気づき、あちこち探し回る。

「好物を最後にとっておいてはいけない」と、リスにとってほろ苦い現実を知った朝だった。

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