セイコーエプソン(以下、エプソン)が、同社のコア技術である「マイクロピエゾ」を搭載したインクジェットプリンタ「MJ-500」を、1993年3月に発売してから、今月で30年の節目を迎えた。マイクロピエゾは、エプソンが独自に開発したインクジェット技術であり、電圧をかけると変形する物質(ピエゾ)の力によって、インクを吐出させる構造となっている。では、マイクロピエゾはどんな経緯が生まれたのだろうか。少し歴史を紐解いてみよう。
セイコーエプソン(以下、エプソン)が、同社のコア技術である「マイクロピエゾ」を搭載したインクジェットプリンタ「MJ-500」を、1993年3月に発売してから、今月で30年の節目を迎えた。マイクロピエゾは、エプソンが独自に開発したインクジェット技術であり、電圧をかけると変形する物質(ピエゾ)の力によって、インクを吐出させる構造となっている。では、マイクロピエゾはどんな経緯が生まれたのだろうか。少し歴史を紐解いてみよう。