ファーウェイとポルシェデザインのコラボスマートウォッチがカッコ良すぎるので、山根博士がみなさんに紹介します!
ファーウェイのスマートウォッチは、電池持ちの長さや本体仕上げの良さから高い評価を受けています。その中でも今年9月にスマートフォン「HUAWEI Mate 40」シリーズと同時に発表されたポルシェデザインとのコラボウォッチ、「PORSCHE DESIGN HUAWEI WATCH GT 2」のデキが非常によく、筆者は欲しくてたまりません。
PORSCHE DESIGN HUAWEI WATCH GT 2はファーウェイのスマートウォッチ「GT 2」の46ミリモデルをベースに、ポルシェデザインによるクールな外観に仕上げたモデルです。本体はチタン製で、鈍く光るその色合いはスポーツカーのエンジンを思わせます。本体部分はサファイアガラスを採用しているので傷にも強く、保護ガラスを貼る必要もありません。手首にあたる側の心拍やSPO2センサー部分も表面はサファイアガラスです。さらに周りはセラミック製なので肌への感触も悪くないとのこと。長時間駆動が売りのファーウェイのスマートウォッチだけに、腕にはめたまま数日過ごしても快適なんでしょうね。
現在は中国で販売されており、価格は4688元(約7万4000円)です。スマートウォッチとしては高いかもしれませんが、デザイン時計と考えれば納得できる価格でしょうか。側面のボタンに赤いラインを入れたことでより薄く見えるなど、細部までこだわった仕上げを見ると実物を腕にはめてみたくなります。ファーウェイのスマートウォッチはスマートフォンからの通知受信や活動量計などとして使えるものの、筆者としてはハイブランドな腕時計として使えるだけでもいいかなと考えています。
ウォッチフェイスは5種類のみ。いずれもポルシェデザインらしいデザインで、どのフェイスも長時間見ていても飽きることはないでしょう。スマートウォッチの中にはウォッチフェイスを多数用意している製品もありますが、自分が気に入ったデザインのものがなければ、多数用意されても使いませんよね。PORSCHE DESIGN HUAWEI WATCH GT 2のウォッチフェイスは少数精鋭なのです。
さてファーウェイのスマートウォッチは、傘下のハイシリコンが開発した「Kirin A1」チップを搭載しています。このKirinチップはアメリカ政府の制限を受けていることから、スマートフォン同様にスマートウォッチも今後の生産に支障が出てしまう恐れがあります。スマートフォンほど性能を必要としないスマートウォッチだけに、自社以外のチップセットの採用は容易かもしれません。筆者が危惧するのは、このカッコいいPORSCHE DESIGN HUAWEI WATCH GT 2の入手が困難になることです。
なお、ポルシェデザインは一般的な腕時計も手がけていますが、価格は10万円以上はざらの高級モデルばかり。つまりPORSCHE DESIGN HUAWEI WATCH GT 2はポルシェデザイン腕時計としては「格安」で買える製品なのです。
Apple Watchのように支払い機能があれば便利でしょうが、腕にはめてその質感やデザインを楽しむためにPORSCHE DESIGN HUAWEI WATCH GT 2を買う、というのも今の時代だからこそできるぜいたくかもしれません。2020年、筆者が一番欲しいデジタル製品が実はこのPORSCHE DESIGN HUAWEI WATCH GT 2なのです。