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AMDのゲーミングCPU「Ryzen 7000X3D」が遂に発売、3D V-Cache搭載

 最大128MBのL3キャッシュを搭載した「AMD Ryzen 7000X3D」シリーズ・デスクトップ・プロセッサーが発売された。3月3日(金)11時に販売解禁となったのは、最上位のRyzen 9 7950X3DとRyzen 9 7900X3D。店頭価格は順に111,800円、95,800円。

Ryzen 9 7950X3D

 最大128MBのL3キャッシュを搭載した「AMD Ryzen 7000X3D」シリーズ・デスクトップ・プロセッサーが発売された。3月3日(金)11時に販売解禁となったのは、最上位のRyzen 9 7950X3DとRyzen 9 7900X3D。店頭価格は順に111,800円、95,800円。TSUKUMO eX.ツクモパソコン本店によると、初回入荷はごく少量で、開店前は各店30名前後の行列ができたという。

 このほか、AMDは下位のRyzen 7 7800X3Dも用意、海外では4月6日(木)に発売予定。

AMD 3D V-Cacheテクノロジーを搭載したSocket AM5対応CPU

 Ryzen 7000X3DはSocket AM5に対応したデスクトップPC用CPU。高密度・高エネルギー効率を謳う「AMD 3D V-Cacheテクノロジー」を搭載し、Ryzen 9 7950X3Dでは128MBのL3キャッシュ容量が実現されている。これは、3D V-Cacheを搭載しないRyzen 9 7950X(L3キャッシュ合計64MB)の2倍の容量。

 AMDはRyzen 7000X3Dにおいて前世代比で最大14%のパフォーマンス向上を実現するとしており、店頭POPなどで「エリートゲーマー向けの最強プロセッサー」とアピールしている。

 ちなみに、3D V-Cacheを搭載した過去のデスクトップPC用CPUとしては、2022年3月に発表されたRyzen 7 5800X3D(L3キャッシュ合計96MB)がある。

 CPUには2コアのRadeon Graphicsが搭載。PCIe 5.0インターフェイス、2チャネルのDDR5メモリインターフェイスも搭載される。

 Ryzen 9 7950X3Dの主な仕様は、CPUコア数16、スレッド数32、最大ブースト・クロック5.7GHz、基本クロック4.2GHz、L1キャッシュ合計1MB、L2キャッシュ合計16MB、L3キャッシュ合計128MB、デフォルトTDP/TDP 120W。

 Ryzen 9 7900X3Dの主な仕様は、CPUコア数12、スレッド数24、最大ブースト・クロック5.6GHz、基本クロック4.4GHz、L1キャッシュ合計768KB、L2キャッシュ合計12MB、L3キャッシュ合計128MB、デフォルトTDP/TDP 120W。

 Ryzen 7 7800X3Dの主な仕様は、CPUコア数8、スレッド数16、最大ブースト・クロック5GHz、基本クロック4.2GHz、L1キャッシュ合計512KB、L2キャッシュ合計8MB、L3キャッシュ合計96MB、デフォルトTDP/TDP 120W。

【来たぜ、究極のゲーミングCPU。「AMD Ryzen 9 7950X3D」徹底解説スペシャル】

[取材協力:TSUKUMO eX.ツクモパソコン本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店パソコンショップ アークオリオスペックソフマップAKIBA パソコン・デジタル館ドスパラ秋葉原本店]

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