スポンサーリンク

AMD、性能を高めつつ省電力化を進めた組み込み用プロセッサー「AMD Ryzen Embedded V2000シリーズ」発表

AMDは性能を高めつつ省電力化を進めた組み込み用プロセッサー「AMD Ryzen Embedded V2000シリーズ」を発表した。シンクライアント端末やMiniPCなど向けたCPUで、AMD Radeonベースによる高いグラフィック性能を持つ。


 米AMDは11月11日、組み込み型プロセッサーの新製品「AMD Ryzen Embedded V2000シリーズ」を発表した。7nmプロセス技術やZen 2コアを採用し、AMD Radeonをベースに構築されている。

 シンクライアント端末やMiniPC、エッジシステムなどの組み込みアプリケーション向けのプロセッサー。最大8個のCPUコアと7個のGPUユニットを搭載し、前世代と比較して1Wあたりのマルチスレッド性能は2倍、シングルスレッドCPU性能が最大30%、グラフィックス性能が最大40%向上しているという。また、4K解像度で最大4台の独立したディスプレーに電力を供給可能。

 性能や効率向上に加え、メモリーや重要なソフトウェアへの不正アクセスを防ぐ高度なセキュリティー機能「AMD Memory Guard」を搭載。保存されたメモリーを暗号化して攻撃者によるデータアクセスを防ぎ、コールドブート攻撃を軽減できるとしている。

モデルTDPCPUコア/スレッド数CPUベースクロック1T ブーストクロック(80Cまで)「Radeon」グラフィックス
コンピュート・ユニット数
グラフィックス周波数 (最大)最大同時表示数L2 キャッシュDRAM ECC
V274835-54W8/162.9GHz4.25GHz71.6GHz44 MB3200
V254635-54W6/123.0GHz3.95GHz61.5GHz43MB3200
V271810-25W8/161.7GHz4.15GHz71.6GHz44 MB3200
V251610-25W6/122.1GHz3.95GHz61.5GHz43 MB3200

 同社パートナーより提供される予定。

元記事