画像:時事
先週、新型コロナウィルスに感染していることが確認され医療機関へ入院した自民党議員・石原伸晃氏。
この石原氏が入院した報道の直後に批判が殺到したことを25日の「グッとラック!」(TBS系)が取り上げると、番組コメンテーターの立川志らくさんが持論を述べました。
すると、志らくさんのコメントに多くの視聴者から反発が。
「もしかして忖度ですか?」と怒りの声が上がっています。
立川志らく、石原伸晃氏入院批判に冷静さを求める訴え
25日、選手末に自民党所属の衆議院議員・石原伸晃氏が新型コロナウィルスに感染し入院したことを「グッとラック!」(TBS系)が特集。
政治家が感染直後に入院したことに批判が殺到していることに、番組MCの立川志らくさんが持論を述べました。
先週金曜日、前日に受けたPCR検査で新型コロナに感染していることが明らかにとなった石原氏。
無症状で体調は安定しているものの、不整脈の既往症があるため病院へ入院したことが事務所から公表されると、世間ではSNSを中心に「入院できない国民がいるのになぜ?」と不平を訴える批判が殺到したのでした。
この石原氏へ相次いでいる厳しい言葉の数々にこの日、番組コメンテーターとしてリモート出演していた元大阪府知事・橋下徹氏は「医師の判断で既往症もあったんですよね?」と合理的な入院であることを強調。
さらに「昨年3月にちょっと熱が出て2週間待機をしました。それで2週間経っても喉の痛みと熱が全然止まらなくてですね、最後お医者さんのところ行ったら『これはマズイ』ということでPCR検査をやったんですよ」、「そしたら世間から『おまえ特権使ってPCR検査受けたんだろ』と猛批判を受けました」と昨年自身が経験した批判を引用。
石原氏に殺到している批判へ「これで死に至ったら大問題になるから、批判するにしても冷静に物事言うべきだと思います」と呼びかけました。
この橋下氏の言葉を受けて志らくさんは「詳しいことがわからないところで、政治家だから入れるんだろ、芸能人だから入れるんだろと短絡的に結び付けている」、「憶測だけで上級国民だと批判するのは、世の中がギスギスしすぎだなって思います」と、石原氏に殺到した批判問題をまとめていました。
立川志らく、『ギスギスしすぎ』発言で飛び火…
石原伸晃氏の入院で批判が殺到したことについて、橋下徹氏のコメントに同調して「短絡的に結びつけている」と発言した立川志らくさん。
すると志らくさんのコメントに、番組を観てした視聴者が反応。
「もしかして忖度ですか?」
「橋下さんのコメントには驚いたけど、志らくさんの発言にはもっと驚いた。しかもスタジオから誰も異論が出てこないんだもんな。ガッカリだよ」
「既往症があったって自宅療養を指示される感染者はいる。その人と石原伸晃の違いはなんなんのか明らかにさせるべきじゃないの?」
「この間、自宅療養の人が高熱と倦怠感で動けなくなっても入院できなかった感染者の人がテレビの取材に応えていたけど…やっぱりその差がなんなのかハッキリさせないと批判は続くんじゃない?」
「なんて歯切れの悪いコメント!的確なコメントが発信できないなら番組を降板するしかない」
などと、石原氏の入院を擁護するような態度を取った志らくさんへ批判の矛先が向かい、「自分が感染した時の布石」とまで指摘する声も上がりました。
なぜ、ここまで志らくさんへ批判が集まったのでしょうか。
「石原氏に批判が集まったのは政治家という職業だけではなく、検査を受けてから入院するまでの時間が他の疾患を患っている感染者と明らかに異なる点にあります。この日、『グッとラック!』の裏番組である『羽鳥慎一モーニングショー』では石原氏の弟である石原良純さんが出演し、同様の話題になりましたが出演者からは『即刻入院できたことを説明すべき』と意見が出ました。その点で『短絡的』とまとめた志らくさんの言葉は的外れのように視聴者の目には映ったのでしょう」(芸能ライター)
志らくさんは批判の本質を少し深いところまで分析する必要があったのでしょう。
(文:有馬翔平)