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RDNA 2ベースの「AMD Radeon RX 6700 XT」は3月18日提供予定

RDNA 2アーキテクチャーを採用したことで、リアルタイムレイトレーシングが可能な「DirectX Raytracing」に対応する。96MBのラストレベルデータキャッシュ「Infinity Cache」を搭載。


「AMD Radeon RX 6700 XT」

 AMDは3月4日、7nmプロセス技術とRDNA 2ゲーミングアーキテクチャーを採用する「AMD Radeon RX 6700 XT」グラフィックスカードを発表した。3月18日にグローバルで提供を開始する予定。

RDNA 2ゲーミングアーキテクチャーを採用

主な仕様

 本製品は、旧世代の製品と比較して、一部のゲームタイトルで最大2倍のパフォーマンスを実現するほか、eスポーツタイトルによっては165FPS以上の性能を提供するという。

 ゲームクロックは2424MHz、ブーストクロックは最大2581MHz。96MBのラストレベルデータキャッシュ「Infinity Cache」を搭載し、従来のアーキテクチャーと同じ電力レベルで最大2.5倍の帯域幅を提供する。また、AMD Ryzen 5000や一部のAMD Ryzen 3000、AMD 500シリーズマザーボードと組み合わせることにより、さらに高い性能を発揮する「Smart Access Memory」を採用。

 RDNA 2アーキテクチャーを採用したことで、リアルタイムレイトレーシングが可能な「DirectX Raytracing」に対応する。開発者向けのオープンソースの画質ツールキット「FidelityFX」と合わせて活用することで、画質とパフォーマンスの最適なバランスを調整できる。その他、入力ラグを軽減させる「Radeon Anti-Lag」、アクティブに解像度を制御する「Radeon Boost」をサポートする。

 本製品を搭載したデスクトップPCは、40社以上のシステムビルダーやOEMから提供される予定。またHPはこの春、本製品とAMD Ryzen 5000シリーズを搭載したデスクトップPC「HP OMEN 25L」「HP OMEN 30L」を発表する予定だ。

 さらに、メルセデスAMG ペトロナス・フォーミュラワン・チームのeスポーツ部門であるメルセデスAMGペトロナスeスポーツチームとの新たなコラボレーションも発表。Radeon RX 6000シリーズ、Ryzen 5000シリーズ、Radeon Softwareテクノロジーが採用された。

元記事