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小遣い稼ぎや本業にしたい人も! ライブ配信が当たり前の若者たち

ライブ配信アプリの利用調査をみると、配信者となった経験のある10代20代が案外多いことに気づく。若者にとってライブ配信は特別な経験ではないのだ。


ライブ配信アプリを多用する10代男性

 10代の間でライブ配信アプリが流行している。ライブ配信アプリには「YouTube Live」「LINE Live」「17Live(イチナナ)」「ツイキャス・ライブ」「Mirrative(ミラティブ)」「ミクチャ(MixChannel)」など、色々な種類がある。10代におけるライブ配信アプリ利用実態について見ていきたい。

 10代、20代を対象としたテスティーの「ライブ配信アプリに関する調査【2020年版】」(2020年11月)によると、「ライブ配信アプリを利用したことがある」と回答した人は10代男性で72.5%、10代女性で68.3%、20代男性で49.2%、20代女性で49.2%。若年層のほうが利用率が高く、最もライブ配信アプリを利用しているのは10代男性となった。

 利用したことがあるライブ配信アプリは、全年代で男女ともに「YouTube Live」が1位

 なお2位以下は年代、性別で異なっており、たとえば10代男性では1位「YouTube Live」、2位「Mirrative」、3位「LINE Live」、4位「ツイキャス・ライブ」に対し、10代女性では1位「YouTube Live」、2位「LINE Live」、3位「ツイキャス・ライブ」、4位「MixChannel」となっている。なお「Mirrative」はゲーム配信アプリであり、ゲーム実況が男性に人気のようだ。

ゲームプレイの配信など、若者はカジュアルに利用している

若者にとってライブ配信は特別なことではない

 ライブ配信アプリ利用者を対象に、ライブ配信アプリの使い方について聞いたところ、男女ともに「視聴者」が最多で半数以上を占めた。「配信者」と回答した人は男性が19.0%、女性が11.7%となり、男性のほうが配信に積極的なことがわかる。また、「両方」と回答した人は男性が15.2%、女性が13.7%だった。

 つまり、男性では利用者のうち3割以上、女性では2割以上が配信も経験アリ、というわけだ。10代~20代において、配信は特別なものではないのだ。

 なお、配信者の配信理由については、全年代男女ともに「暇潰し」が最多に。男性は「本業にしたい」、女性は「お小遣い稼ぎ」が次点となり、男女で配信理由は異なるようだ。

 「フォロワーさんから『ライブ配信とかしないの』と言われて始めた。リアルでやり取りできて盛り上がるので楽しい。いつも来てくれる人とかいてすごくうれしい」と、ある10代のライブ配信者は語る。「コロナで会えなかった時に人とやり取りできて楽しくてはまった」。

 若者たちはライブ配信もコミュニケーションにうまく活用しているようだ。興味がある方はのぞいてみてはいかがだろうか。

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